やさいはやさしい?
かりい食堂 今月のテーマは「野菜」です。
※画像は文面とまったく関係ありませんが、シヴァ 神です。
夏の気配を感じるこの季節、ベジタリアンスタイルで野菜から
パワーをもらおうと思い、カリーづくりに取り組んでいます。
※といっても、今度の日曜 28日で「野菜特集」は終わりですが・・・
で、ふと思いましたが「やさい」と「やさしい」という言葉は
とても似ていますね。一般的なイメージも野菜は心身にやさしい
と思われているんじゃないでしょうか。
ただ、作り手からすると「やさい」は「やさしくない」です。
もっというと「やさい」は「ごまかせない」。
もちろん、スパイスを無闇に叩きこめばとりあえず野菜カレー
にはなります。でも、それでは悔しい。
野菜の持ち味を引き上げるようなスパイスを用いた調理。
それでなくては、料理する意味がない。
というわけで、まだまだ考え中ですが、現時点での僕の野菜賛歌
を28日「かりい食堂@ツバメおこわ」ではご提供いたします。
いつも数をご用意できず申し訳ありませんが…今回も20食限定
にて。ベジタリアンの方も、そうでない方も、おいしいやさい
カリーを食べに来てくださいませ。28日 11:30〜やってます。
明日のメニューです!
カレー作りに夢中になっていたら、こんな時間に!
で、メニューは
特にオススメが「濃密のヤサイカリー」です。
ごっつい野菜の旨味が効いてます。
11:30オープンですっ!お待ちしております。
ふたつの仕事
サラリーマンとカリーマン
4月から新しい会社で働いています。まったく慣れませんね。はい。
未経験の業界でオフィス環境もまったく違う。
仕事のやりとり中、社内用語が混じるたびに僕の頭の中は「???」。
でも、歳は十分に重ねちゃいましたが、新人気分を味わえるのはスパイシー。
日々、面白いこと、ためになること、チキショーということ、クラッとすること等々…
カレー屋を生業にする資金目的の(ダメ)サラリーマン稼業ですが、
いつかカリーマンになることを夢見て経験値をコツコツ貯めているのです。
で、ダーマ神殿に行って「かりい食堂の店主」に転職っと。弱そうだ。
さて、明後日:5月14日(日)のかりい食堂は5月テーマの「野菜」たっぷりな一皿を
ご提供します。いつも通り、高円寺 ツバメおこわにて11:30 〜売切まで、
限定20食にてオープンします。具体的なメニューはまた明日に!
金曜日の夜は、ダメリーマンの僕にとって最高のひとときだなーーーーーー。
とにかく、明日のメニューお知らせです!!
やばいっ!メニュー発表が遅くなってしまった、、、
とにかく、今月のかりい食堂は「ひき肉」特集です。
で、メインのカリーは「コフタ」。
簡単に言えば、スパイスの効いたミートボールのカリーです。
下は、準備段階です。コネコネと丸めます。
その他のメニューは以下、全部を一皿に乗せて1000円なり(20食限定)!
・長ネギのサンバル(豆ベースのカリー)
・キャベツのトォーレン(ココナツ風味炒め)
・のらぼう菜と山椒の葉のサブジ(ピリッとした炒め物)
明日は、天気良いみたいですね。お待ちしています。
<かりい食堂 明日のメニュー!>キーマは気まぐれ?
4月のテーマは「ひき肉」。まずは、定番のキーマです。
実は、キーマカリーこそ、お店の個性がにじみ出る。
そんなふうに考えています。
例えば、グレーヴィーたっぷりに仕上げるか?汁気のないドライなスタイルか?
ひき肉を包み込む芳しいスパイス。どのスパイスを前面に押し出すか?
具材はオーソドックスにグリーンピースか?あるいは、旬の野菜を刻み入れるか?
さまざまな角度から、作り手の意図が見えてきます。
それは必然なのか、偶然か。とにかく、キーマは店によって気まぐれな存在。
なんて、真面目に考察しても、要は美味しければイイわけで。。。
今回、かりい食堂はインドに限定せずユーラシア大陸に広がるスパイス達を
構成しオリエンタルな一皿を20食ご用意いたします。メニューは以下です。
・オリエンタル キーマカリー
・濃いダール(豆のカリー)
・春野菜のスパイス炒め(サブジ)
・大根と厚揚げのスパイス和え(ウールガイ)
天気予報だとパッとしない天気みたいですが、それでも春はスプリング。
どうぞ、お出かけついでにでも、お越しください。
恥ずかしながら、かりい食堂について
今回は、 当店の名前とキャッチコピーについて
※下は南インドのチキンカレーをおよそ40人前を作っているところ
いきなり、ややこしくて スイマセンが、かりい食堂の「かりい」は「仮の居住まい」 →仮居と漢字では書きます。ツバメおこわさんを間借りして現在は営業しているという状況。さらには、人が生まれて生きて死んでいく、その道程は結局かりそめでしかない、仏教的でもヒンズー的でもありますが、私たちはたまたま「人として生を受け、暮らしている」だけという世界の捉え方も表しています。やはり、ややこしいですね。
ちなみに、キャッチコピーは「ここではない、どこカレ〜」です。
「ここではない、」という言葉に込めた想いは大きく3つあります。
【1】
まずは、オリジナルであること。各国のスパイス料理を踏まえた上で、「かりい食堂 独自のスパイシー」を提供し続けるという矜持。
【2】
次に、自分は日本人なのでインドやネパール、スリランカ等の味を忠実に再現するのは・・・。でも、逆説的に「現地とは違う、けれど旨い料理を!」という熱意。
【3】
最後に、かりい食堂の料理を食べると「どこかへ、ちょっとトリップ」しちゃう。そんな魔法的なカリーを作っていきたいという野心。
こんな考えを大切にしながら、カリーに関するアレコレに頭をひねっております。